ブレインテクノ社-公開ブログ

2010年6月アーカイブ

当社"COM"サイトの構築調整に追われて暫くごぶさたでしたが、今日は「補語」について語ってみようかと思います。

英語では"Complement"と呼ばれ、文型を説明するときに"C"として表現されます。例) S+V+C (S=主語, V=動詞, C=補語)

既にご存知の様に、全て英文は5文型で表現されますが、その内の"S+V+C"と"S+V+O+C"の2文型に「補語」が含まれています。その2文型を基に話を進めてみます。

1. 補語の役割

文中で補語は最も近くの「名詞」を修飾する役割を持っています。文中で「名詞」しか来れない要素は「主語」と「目的語」ですから、"S+V+C"の場合、"C"から最も近い名詞は"S"となり、"S+V+O+C"の場合では、"O"となります。

2. その単語、句、節が補語であるかどうかの証明

この"C"には単語、句 (複数単語の集りだが、最短の文である"S+V"が一つも存在しない場合その集合単語を句と呼ぶ)、或いは節 (文のこと)がなることができ、それらが補語であるかどうかを判断する為の3つの検証方法があります。

(1) 上記「1. 補語の役割」で述べた様に、補語と補語が修飾している品詞との関係が「=」の関係になっているかどうか即ち、右辺=左辺の関係であるかをみる。

(2) 補語と補語が修飾している品詞の間に"be動詞"を挿入し文法的に成り立っているかどうかを確認する。

(3) 補語になれる品詞は「名詞」「形容詞」「動詞」である。

以上の三点の検証をし、いずれも当てはまるなら、その単語或いは句、節は補語であると確認できます。そして、その補語が修飾しているのが主語ならば、それを「主格補語」と呼び、目的語ならば「目的格補語」と呼びます。

☆ 例文

I am a student. 私は生徒です。

英文を訳した時、「~は、~が」が付く部分が主語(S)です。"am"は「be動詞」ですから"V"ですね。つまり、上記の英文は"S+V+C"と考えられます。検証してみましょう。"a student"を"C"とみるならば、その単語から最も近い名詞は"S"である「私」です。これらの関係を読みとります。まず、「私=生徒」であると言えますね。それと"I"と"a student"の間には最初から「be動詞」が使われています。"a student"は「名詞」です。以上の3点から"a student"は"I"の補語、即ち主格補語であると検証できました。

We saw a dog running. 私たちは(一匹の)犬が走っているのを見た。

この文を考えてみましょう。英文を訳した時に「~を、~に」が付く部分が目的語(O)です。それでは、上記の英文は"S+V+O"でしょうか?"a dog running"の訳に「~を」が付いているので"O"ではないかと考える前に、"running"を取り除いた英文を考えてみます。"We saw a dog."となり、「私たちは犬を見た。」となります。これは間違いなく、"S+V+O"と考えられます。それでは、"O"である"a dog"の後ろに付いていた"running"は何?ってことになりますが、動詞に"ing"が付いた単語を現在分詞と呼びます。動詞には「現在分詞」と「過去分詞」という2種類の分詞があり、これらの分詞を補語の位置に使うことで、修飾している名詞が「どのようであるか」その様子を詳細に伝えることができるのです。「現在分詞」といえば中学校で初めて学んだのは「現在進行形」ですよね。"be動詞+動詞のing形"とか唱えて覚えませんでしたか?「~しているところです。」って訳すのでしたね。だから、この英文は、「犬が走っているところを見た」即ち「犬が走っているのを見た」と訳されるのです。"running"が"a dog"を修飾している補語かどうか検証してみましょう。「犬が走っている。」⇒「走っているのは犬」つまり、右辺=左辺が成り立ちます。"A dog is running."現在進行形になります。"running"は現在分詞という動詞です。どうですか?理解できましたか?現在分詞が補語になれるのなら、過去分詞も補語になれますよね。過去分詞(P.P.)を中学校で初めて学んだのは「受動態」でしたよね。「~される」と訳したのを覚えていますか?従って、"C"に過去分詞を使えば"O"が"C"される様子を表現できるはずです。

She had her car fixed. 彼女は自分の車を修理してもらった。

「直訳すると彼女は自分の車を修理してもらった状態で持った。」と訳せ、"had"が「使役動詞」って呼ばれる動詞と知らなくても補語をちゃんと理解していれば、正しい訳が得られることに気づいたと思います。単語レベルでの補語を説明しましたが、もちろん句、節も補語の位置に来ることができますから、語数を増やせる分、より修飾する名詞を詳細に表現できると言えます。つまり、「不定詞」等も句として"S"や"O"を修飾できるのです。補語を頻繁に利用する動詞として、先ほど述べた「使役動詞」や「知覚感覚動詞」等が有名ですが、どれも上記の様に基本的な考え方がしっかりしていれば容易に理解できると思います。

今日は補語の基本理解に付いて説明しました。常々、私は英文が複雑化且つ長文化する一番の原因は名詞を修飾する「形容詞的用法」又は、動詞を修飾する「副詞的用法」に尽きると考えています。ということは、英語を理解する近道は、補語など名詞を修飾するしくみや、動詞を修飾する不定詞、動名詞、関係副詞節等の構造を理解することではないでしょうか。また次回、詳細な説明をしたいと思います。英語を勉強中の皆さん、それでは頑張って下さいね flair

当社"COM"コムサイトで、昨日より「無料ブログサイト提供サービス」を開始しました。「ブログを今やっている」又は「ブログってのをやってみたい」って方は、このチャンスにご自分のブログサイトを開催し自身で運営してみませんか?当社"COM"コムサイトページの一番下にある「メタ情報」⇒「登録」でお入り下さい。Eメールの登録が必要となりますが、ブログ運営上必要なだけで外部に流出することはありません。 happy01

当社の"COM"ドメイン側へ"WordPress 3.0rc3 (WP)"を入れてみました。"MovableType (MT)"とWPを比較して最も大きな相違は、MTが静的サイトを提供するのに対し、WPは動的サイトを提供するということでしょう。主言語も違いますね。MTがPerlに対しWPはPHPです。どちらも優れているCMSですが、プラグインの豊富さは、WPの方が勝っている様に感じられます。まあ、これも他力本願を期待するから、この様な結論になるのかも知れません。自作するのであれば、どちらもそう変わりはないでしょう。ただ、MTの静的、WPの動的サイトっていう相違はよくよく考えなければならない問題かもしれません。静的サイトはサーバー負担が軽いけど、再構築の問題をクリアーしなければなりませんし、動的サイトは再構築の心配は無いですが、ブログ数が増加した時のサーバーへの負担が心配されるところです。要は、サイト運営の目的に合わせた選択が肝要ってところでしょうか。当社が、"COM"サイトへWPを設置した理由は「フリーブログサイトをユーザーへ提供する」というのが目的にありましたから、当社サーバーのドライブエリアを汚さず且つ、ユーザーが容易に出入りできる観点からみてWPを選択しました。また、WPはMTの様に詳細なチューニングがダッシュボードからできないので、斬新なサイト作りはもっぱら、用意されているテーマに頼るしかありませんが、(ユーザーがサーバーにあるPHPファイル群を直に触れれば話は別ですが、それはあり得ないので wobbly)WPはその反面、容易にサイト構築と運営が可能であろうと思われる点も"COM"サイト用CMSとしてWPを選択した理由でもあります。只今、鋭利調節中ですが、マルチサイト(MUモード)下では上手く動作しないプラグインも少なからず、苦戦を強いられています。そんな状況ですが現時点では、今月末をターゲットに当社"COM"サイトで無料ブログサイトサービスの提供を開始しようと思っていますので「俺も私もブログサイトを!」って思われているユーザーの皆さん、今暫くお待ちくださいね scissors

昨日12日(土)に地元井原市にある「アクティブライフ井原」の「メルヘンホール」で午前10:00から開催された「中学生英語スピーチコンテスト」も無事終了しました。それぞれの生徒さんが、それぞれユニークな表現で真剣にスピーチをされている姿に感動しました。今回は5つのテーマが前もって用意されていたので、同じテーマで挑むスピーカーも多くいたにもかかわらず、それぞれ独自の表現方法でスピーチを展開されていました。賞を手に入れることが出来なかった生徒さんも口ぐちに「来年はもっともっと努力して賞をとる!」と既に次回のスピーチコンテストへむかって闘志を燃やしていたのが印象的でした。井原には今まで、英語スピーチコンテストが無かったのですが、今回初めてコンテストが開催され、それにチャレンジされた生徒さんには英語による表現の難しさやおもしろさが十分につたわったのではないかと感じました。是非とも今回の英語スピーチコンテストの成功を基に来年からも定期行事として英語スピーチコンテストを開催してほしいですね happy01

英語スピーチコンテスト

今月12日(土)に地元井原市にある「アクティブライフ井原」の「メルヘンホール」で午前10:00から「英語でつかもう未来の手」と称して井原ロータリークラブ主催の「中学生英語スピーチコンテスト」が開催されます。井原市在住の中学生46名が参加します。私も当日はお手伝いさせて頂きますが、参加する中学生の皆さんが、どの様なスピーチをするのか今から楽しみです。punch

MovableType向けプラグインとして重宝な"MovaMotion.pl"に関して小さい修正をしました。

Windowsベースサーバー向けの問題対策です。Unixベースのサーバーでは問題無いと考えられます。

現象: ウェブページに、はき出された投稿画像へのURLに一部「¥」のセパレータが含まれる為、Geckoレンダリングエンジンを使用したブラウザー(Firefox等)で投稿したイメージ画像が、うまく表示されません。Trident(IE)やWebkit(GoogleChrome)等では問題ありません。

対策 (MovaMotion.pl中450行目辺り): "$thumbnail =~ s/^$regex_path/$site_url/;" の次の行に"$thumbnail =~ s/\\/\//g;" の一行を追加してみてください。「¥」のセパレータを"/"に正規表現で置きかえて出力するようにしました。あくまで当方のテスト環境下の事なので、もし同現象でお困りの方はご自分の責任でトライしてみてください。scissors

Slang (スラング)

私は米国ケンタッキー州に14年間程、駐在していました。英語には様々なスラングと呼ばれる俗語表現がありますが、とりわけケンタッキーやテネシー州の様ないわゆる南部(実際は南部というほど南ではないですが)での印象に残っているスラングを一つご紹介したいと思います。

動作がすばやいことsign02 "He is so quick just like a pussy-cat on the hot tin-roof."  夏日にさんさんと照る太陽の熱で焼けたトタン屋根の上に子猫を置いたらどうなりますか?熱くて足をどたばたさせて一目散に逃げますよね?この様子を上手く使い、大事な場面になるといつの間にかその場からいなくなっている人を比喩した表現をよく耳にしましまた。また、ケンタッキーと云えば、馬や牛の牧場ですよね。それにちなんだ表現をもう一つ、"It's slick like shitty on the door knob." ちょっと汚いですが、牧場で盛んな地域らしい比喩表現ですよね。なーるほど、そりゃードアノブもよくすべるでしょう (笑) この様にスラングを理解するには、状況を思い浮かべるのが大事ですね。また世情や歴史をネタにしたものも多いでしょうから、そういった知識も必要かも知れません。その様に難しいスラングですが、一発明快に意味を相手に伝えるには効果的ですよね。でも、TPOに注意したい今日この頃です bleah

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